塗装工場の作業環境改善

工具製造メーカー Y社の場合

導入経緯

衛生コンサルタントより、塗装工場の作業環境が悪いため、吉田工業が紹介され直接相談が来た。塗装装置が工場内にあるが、換気扇だけだったため、性能的に問題があり、さらに付近の車に塗料が飛んだりして周囲の環境にも被害が出ていた。そこで新規に排気設備を付けたいので見積を出して欲しいという依頼が来た。

施工概略

塗装室の状況を確認したところ、横の出入り口から風が流れていってしまうということと室内が狭いために負圧になってしまいゴミが入ってしまうため局所排気では難しいことが分かった。

そこで衛生コンサルタントの先生と相談しながら設計し、プッシュプル設備を取り付けた。
吸気を行ううえで隣の部屋の空気をそのまま取り込むと、ゴミと一緒に持ってきてしまうので、塗装すると不良品が出てしまう。そこで、フィルターを通して塗装室に空気を送るように設置した。

成果

捕捉面での風速を測定し監督署に設置届けを提出した。今現在も問題なし。外部への塗料の飛散がなくなった。塗装室内でも作業者が曝露されなくなった。製品にゴミが付かず不良品の発生を軽減することに成功した。