精密機械部品製造メーカーのミスト集塵

精密機械部品製造メーカー K社の場合

導入経緯

切削機械を新規に約70台導入した。
切削液を使用しているため、機械よりオイルミストが立ち昇り工場内の環境が非常に悪かった(天井付近にミストが漂い、モヤがかかった状態)。
さらに、その切削液の浸透性が非常に高く、切削機付属の制御盤内部にまで入り込んでしまい、頻繁に制御盤が故障してしまっていた。
(切削機械メーカーの担当者が常駐しており、20~30万の費用をかけて修理、交換の対応をしていた。)

施工概略

切削機械が70台と多いため、個別に小型の集塵装置(ミストコレクター)を設置するのは大変なので、能力の大きい装置1台で対応することにした。

客先の要望としては、「工場内に漂っているミストをどうにかしてほしい。」ということだった。
他メーカーのミストコレクターはフィルター等が高性能なので、ミストの捕集効果も高く排気口からミストが漏れることはないが、価格も高かった。

話を聞いてみると、「排気は工場敷地内なので多少は漏れても問題はない。」ということだったので、捕集効果は多少劣るが、安価(他メーカーの1/3程度)でメンテナンスも容易なものを提案した。
(ミストを完全に捕集するという過剰設備ではなく、問題解決に必要な程度の設備を提案)

成果

工場内に漂っていたミストの量が激減した。
天井付近の見通しも良くなり、制御盤の故障もなくなった。
価格・効果ともに納得がいったらしく、同社別工場にも同様の設備を数台設置した。