電子部品製造工程での集塵

電子部品製造 Y社の場合

導入経緯

工場では大手メーカーに勧められた集塵機を何台入れても、ゴミ吸い込みがよくならなかった。また機械を24時間稼動しているのだが、ゴミ排出方法が手間取っており、コストがかかっていた。同じ工程を行う新工場を建設するのだが、新たな集塵設備を導入するにあたってまたこんな状態では困るので、なんとかして欲しいと吉田工業に相談があった。

すぐに現場を確認したところ様々な問題点が見えてきた。

  • もともと導入した集塵機のフィルターは今回のゴミの材質に合ったものではなかった。
  • 「吸い込みが悪い」というクレームに対し、追加で集塵機を購入し、既存の集塵機につないではみたが、既存のものが根本的にゴミ材質に合ったものではないため、クレーム解決には至らなかった。
  • メーカー汎用品をそのまま導入したので、24時間稼動させたいと言う顧客の希望には適したゴミ排出形状のものではなかった。

フィルター目詰まりが激しくゴミ吸い込みが悪い集塵機A

追加で購入した集塵機B(集塵機Aに繋げているが効果無)

集塵機にたまったゴミを再度掃除機で掃除するため、現場周辺には壊れた掃除機が散乱していた。

施工概略

・ゴミの材質に対し最良の集塵機を提案→施工
吉田工業は自社製作はもちろんメーカーにこだわらず、幅広い種類の集塵機を取り扱っているため、お客様に一番適した物を提供することができる。
・現場の作業状況に合わせたゴミ排出方法を提案→集塵機を製作
集塵機の設置場所、ゴミ出し方法、使用頻度はお客さまごとにさまざま。吉田工業はそれら全てをお客様と相談し、それに合わせた集塵機を製作できる。またメーカー集塵機を加工することもできる。

※1 <プレサイクロン>・・・図左
吸われてきたゴミを一度このプレサイクロンに通すことで大まかなゴミを除去し、バグフィルターの負担を大幅に減らす(経費は安く、メンテナンスもいらない。しかし効果は大きい)。

※2 <バグフィルター>・・・図右
バグフィルターといってもフィルター形状、材質はさまざまで取り扱うゴミの材質に合わせて集塵機を選定しなくてなならない。吉田工業はお客様の使用頻度、スペース、ゴミ取り出し方法など希望に合わせて最適なオーダーメイド集塵機を作ることが可能(メーカ汎用品も加工できます)。

成果

以前のような吸い込みに対しての問題は全く無く、工場クリーンルーム内を清潔に保てている。
また、ゴミ排出もとても簡単になり、作業時間、ランニングコストともに大幅に改善され好評の声をいただいている。