農機具用刃物製造業の油煙局所排気

刃物製造メーカー M社の場合

導入経緯

焼きいれ・焼き戻し炉が10台程度あるため、その油煙で工場の向こうが見えない状態だった。常に作業者の服も汚れてしまっていた状態で法的義務はないが当然体には悪い。
今までは扇風機で作業者の後方より風を起こし、作業者が油煙を吸い込まないようにしていた。しかし、室内が油煙で溢れてしまうと扇風機では油煙を送り込むだけになってしまうので意味が無くなってしまう。さらに扇風機で油煙を飛ばす際に、その油煙が壁にぶつかり、壁が油煙まみれになってしまう。
作業員が辞めたり休んだりしたため改善する必要があった。

施工概略

焼きいれ・焼き戻し炉の油煙の局排。自動焼入れ炉の取り出し口に電気集塵機を付けた。さらに焼き入れ・焼き戻し用の油槽やおが粉槽の付近にもフードを取り付けた。
最終的には油煙の発生が激しい炉7台に対して、電気集塵機を導入した。

成果

作業環境が改善され、作業者が油煙を吸い込むことは少なくなった。