製造工場の騒音対策

電子部品製造会社 N社の場合

導入経緯

構内には、集塵機をはじめ、コンプレッサー、クーリングタワー等多種多様な屋外機が設置してあり、それぞれの騒音値もさることながら、構内全体の騒音値が高く、隣接工場、また構内作業環境上、改善は必須であり、監督署からも指摘されていた。しかし騒音の発生源の種類と数が膨大で完全に手がつけられない状態であった。

施工概略

工場構内の騒音発生箇所での数値を測定診断。あ
改善案をレポートにまとめた。
改善策をなるべく社内で行えるよう、改善方法をアドバイス。

【対策方法の一例】
  • クーリングタワー

    コンクリートブロックで覆い、音源(74dB)で約10dBの軽減。重量物で覆うことにより、Cレンジ(低周波)も減音できる。
  • コンプレッサー室

    コンプレッサー室の排気ダクト内面に吸音材を貼り、ファン音源(91dB)で約20dB以上の減音、コンプレッサー排気口で約10dBの減音になる。
  • 粉体ダクト

    小屋内部に吸音材を貼り、粉体ダクトにマフラーを設置。集塵機音源(80dB)で約15dB以上の減音。小屋の外で10dBの減音。粉体ダクト音源で約10dBの減音。
【レポートの一部(クリックで別ウィンドウに拡大表示) 】

 

成果

近接はもちろんのこと、構内も居心地の良い環境に改善された。
社内で改善できた部分も多く、コストも大幅に抑えることができた。