何千トンもの大型プレスを難題も保有しているこちらのお客様は、そのとき型に吹付ける「離型剤」が工場内に飛散し環境を悪くしていることに困っておられました。

すでにいろんな装置で集塵をためしていましたが、離型剤が最初はミスト状で、時間が経つと乾いて固まってしまう性質から「フィルターろ過」式が採用できず、手詰まりな状態でした。

006 ←高温の型にプレスの離型剤を吹付けるたびに大量の煙が飛散してしまいます。

020 022

↑プレス後部を集中的に局所吸引し、舞い上がるヒュームを強制的にキャッチします。

024 ←工場内装置

033 034

↑ 屋外装置。湿式の塗装ブースを応用して「ヒューム集塵装置」を製作しました。 今回は離型剤が最初はミスト状だが、乾いてくると固まってくるため、フィルター式ろ過式が採用できないことから、今までにない集塵方法で設計しました。

029 ←操作盤です。さまざまなセンサーやさまざまな状況に応じて自動停止等できるよう製作しました。

試運転結果、ヒュームの臭い粒子までは取れませんでしたが、目に見えるヒューム煙や離型剤は捕集でき、きれいな排気空気を出すことに成功しました。

弊社ではさまざまな状況に応じてお客様に合わせた御提案をします。何なりと御相談ください^^