発電機からでる騒音が大きいので、
対策を施しておきたいというご依頼がありました。
現地調査の前に写真を頂いていたのですが、
発電機はコンテナの中にあり、その内部もばっちり防音対策されている状態でした。

ただし気になるのはこのガラリ付き扉・・・。
お客様に聞くと、内部に換気扇があり、その排気口とのことでした。
音はここから漏れるであろうと予測できましたので、排気マフラーをご提案させて頂きました。
排気口ですが扉でもあるので、
グラスウール、ロックウール等も検討しましたが、重くなりすぎても困る。
ということで今回はポリウレタンフォーム吸音材を使用しました。

すみません、雨が強くて施工中の写真が撮れませんでした。。。

ちゃんと扉のレバーを操作できるよう点検口付きで、開閉操作も問題ありません。

内部の吸音材はこのようになっております。
気になる防音効果はというと、
実際の発電機の稼働はまだ先なので測定できませんでしたが、
排気換気扇のみの騒音で
施工前・・・82デシベル
施工後・・・65デシベル
※コンテナから1m程度離れた位置で測定
施工前は80デシベルを超えていたので大きな声で話さないと聞こえないレベルでしたが、
17デシベルも下がり、普通に会話ができるレベルまでになりました。
騒音レベルの例
20デシベル・・・置き時計の秒針
40デシベル・・・図書館、静かな住宅地
60デシベル・・・静かなオフィス、レストラン等
80デシベル・・・地下鉄の車内、工事現場
100デシベル・・地下鉄の構内、電車が通るガード下
120デシベル・・飛行機のエンジン近く
最後に、
〇〇デシベルまで下げたいという数値的な保証は正直難しいため、 まず目標値ということでご提案させて頂いております。
最初からオーバースペック的なものをご提案してしまうと金額もだいぶ跳ね上がってしまいますので、
ひとまず標準仕様・低予算からのスタートがのちのちのトラブルも回避できます。
とは言っても過去に30デシベル近い防音効果実績もありますので、
ご安心ください。
ご連絡お待ちしております!
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